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映画「ザ・エージェント」レビュー!理想の働き方とは?

 
ザエージェント

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湘南茅ヶ崎で、ブログを中心としたWEBマーケティングのコンサルティングを個人や法人の方にしつつ、趣味で畑で野菜を育てています。
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理想の働き方とはどんな働き方か?

トムクルーズ主演の映画「ザ・エージェント」を見て、凄く考えさせられた。

 

仕事とは何か、人生における大切なものを考えたいときに、おすすめ!

今回は、映画「ザ・エージェント」のレビューと感じたことを紹介するよ~!(ネタバレあり)

ザ・エージェント-あらすじ

 

スポーツエージェントの仕事をするジェリー・マグワイア(トム・クルーズ)は、業界の中でも有能なエージェントだった。

しかし、所属する会社のお金を吊り上げ、お金が全てだというやり方に疑問を持つ。

そんな中、悩んでいる時に、深夜にひらめいたことを提案書に書き上げ、それを翌朝に会社に配る。

 

その内容は、以下のような内容。

・クライアントを減らす
・価格を下げる
・金儲けではなく、選手を1番に考える
・クライアントには、自分と仕事の両方を大切にしてもらう
・お互いに人間らしい生き方をする

 

この提案書がきっかけで、ジェリーは会社の方針と合わないということで、クビになってしまう。

ジェリーは、会社を去る時に、一緒に仕事をやっていく人を求めたが、付いてきたのは経理のドロシーだけだった。

 

さらに、ほとんどのクライアントを前職に奪われ、継続してクライアントになったのは、NFL中堅選手のロッドただ1人だった。

その後、ジェリーとドロシーは、大人の関係になり結婚。

 

だが、仕事の面で、お調子者のロッドを管理するのが大変で、なかなか良い契約が取れず、ジェリーに焦りが見え始める。ジェリーとドロシーの関係も、うまくいかず・・・

ザ・エージェントから学ぶもの

ザ・エージェントを観て、最も痛感したのは

信念を貫くことの大切さ だ。

 

ジェリーは、スポーツエージェントを志した時のことを思い出し、選手を1番に考えること=信頼関係を築くことを信念としていた。

だから、そこに共感したロッドとジェリーが付いてきたのだ。

 

ここで重要なのは、共感してくれた”数”ではないということ。

業界で常識となっていた価格つり上げと真逆のことをやろうとしたジェリー。ある意味、共感者が少ないことは当然と言えば当然。

ジェリーは、それに屈せず、自分を信頼してくれていたロッドとドロシーに愛を注いだ。

 

信念を持てば、それに反対する人もいるし、惹かれる人は必ずいる。しかも、それを貫いでいけば、ジェリーとロッドのように信頼関係は強くなる。会社の中で、常に上司の顔色を窺って信念のない人の周りには、傷を舐めあう仲間はいるかもしれないが、その人に惹かれる人はいない。

 

  • 自分は本当は何がしたいのか
  • 自分の理想の働き方
  • 自分とクライアントの理想の関わり方
  • 自分の使命

これって、意識しないとすぐに忘れてしまうことだけど、これぞまさに人生そのもの。これを意識しないと、仕事=ただの金儲けになってしまう。

ザエージェントの良いところは、ジェリーがたまにこれらがブレブレになるところ(笑)
そのへんがリアルで、共感するんだよね。

 

ジェリーには、たった一人のクライアント・ロッドしかいないから、ロッドの良い契約が取れなかったり、怪我をしてしまったら一貫の終わり。それに必死になりすぎて、ロッドとの関係もギクシャクするし、ドロシーとの結婚生活もうまくいかない。

でも、結末には、信念があって、共感したからこそ気付けたものがあった。

You Complete Me (キミが僕を完全にする)

結末では、ロッドの契約が取れて、感動的なシーンが訪れる。

家族を愛するロッドは、妻に喜びの電話をして、愛を確かめる。

 

ジェリーにとっては、一度仕事が完結する。でも、愛妻家のロッドを見て、やはり何かが足りないと感じるジェリー。

その足りないものとは、妻のドロシーだった。

 

別居していた妻の元に駆けつけ、

“You complete me”
(キミが僕を完全にする)

 

と有名なセリフを言い、やっと気づいて、戻ってきてくれた夫に対して、ドロシーは

“You had me at hello”
(あなたと会ったその時から、もうあなただったのよ)

 

理想の働き方を求めて信念を貫き、最終的に気付いたのは、「愛」だった。

これは、最も大切なものが愛というわけではなくて、愛も信念もお金も全て大切だということ。愛だけでも完結しないし、仕事だけでも完結できない。

 

まさにロッドが言っていた「クワン」という世界。

クワンとは、お金だけでなく、愛、尊敬に満ち溢れる理想の幸せの世界のことで、ロッドはこれを目指していると常に言っていた。

自分が信念を打ち出して信頼してくれたロッドが、常に近くにいたからこそ、気付けたことなのかもしれないね。

 

なんだか、エレカシの「俺たちの明日」の歌詞を思い出した。

10代 憎しみと愛入り交じった目で世間を罵り
20代 悲しみを知って 目を背けたくって 町を彷徨い歩き
30代 愛する人のためのこの命だってことに あぁ 気付いたな
(俺たちの明日/エレファントカシマシ)

 

つまり、そういうこと(笑)

自分の理想の働き方は何なのか?
人生において、大切なものは何か?

それを考えさせられた、良い映画。おすすめ!!

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