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アドラー心理学「嫌われる勇気」を要約まとめ(図解あり)

 
kirawareruyuki

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「自由とは、他者から嫌われることだ」

他人の目ばかり気にしていた僕にとって、このフレーズが衝撃的すぎて、アドラー心理学にのめり込みました。

 

香里奈さん主演で、フジテレビでドラマ化も決定した嫌われる勇気!

僕も、嫌われる勇気でアドラー心理学にハマるくらい、嫌われる勇気は対話形式でわかりやすいんですが、体系がわかりづらいですよね。

そこで、要点を1つの図にまとめてみました!

嫌われる勇気まとめ

 

こう見ると、アドラー心理学はシンプルですよね。
まずは課題の分離、そして共同体感覚を持とうということです。

 

それでは、段階的に説明していきますね。

原因論と目的論

アドラーは、フロイト、ユングに並ぶ、3大巨塔とされている心理学者ですが、アドラーは、フロイトとは真逆の立場として、目的論を取っています。

 

原因論は、過去の経験から現在を考えるのに対し、
目的論は、現在から過去を意味付けする立場です。

 

時間の流れで見ると、以下のようになります。

・原因論:過去→現在
・目的論:現在→過去

 

つまり、「今までの過去は人生において、何のためにあったのか?」と考えることによって、過去の経験は、現在の自分で再定義しよう、ということです。

 

例えば、原因論の立場であれば、コミュニケーションが苦手な人が、過去に恥ずかしいトラウマがあるから、苦手になっているんだと考えます。

対して、目的論の立場だと、コミュニケーションで失敗したくないから、トラウマを理由に逃げている、ということになります。

 

ですが、この過去を再定義すれば、人は変われるとアドラーは言っているんですね。

コミュニケーションが苦手な場合は、普通の人よりコミュニケーションのことを考えているわけで、もしかしたら、勉強をするためにその過去があったのかもしれません。それを突き詰めれば、仕事になる可能性もありますよね。

 

「過去を再定義して、今ここに生きる。
そうすれば、あなたは変われる。」

これが、アドラー心理学の根本となります。

全ての悩みは対人関係である

さらに、アドラーはすべての悩みは、対人関係にあると断定しています。
劣等感というのは、自分の中だけの悩みだと思われがちですが、これも他者との比較や競争からくるものですよね。

 

そして、この対人関係の悩みは、人生のタスクと向き合うことで解決することができます。

人生のタスクとは、「仕事のタスク」「交友のタスク」「愛のタスク」の3つです。

■仕事のタスク
仕事上の付き合い(他人からの評価など)

■交友のタスク
友人の数ではなく、距離と深さ

■愛のタスク
恋愛関係、親子関係

 

これらの人生のタスクに向き合わず、さまざまな理由を付けて、逃げようとすることを、アドラーは「人生の嘘」と呼んでいます。つまり、環境のせい、人のせいにすることで、人生のタスクから逃げているということです。

 

アドラーの立場だと、自分が変わる決意さえすれば、自分も環境も全て変わると言っているんですね。これが、アドラー心理学が、“勇気の心理学”と言われる所以です。

課題の分離とは

そこで、アドラーは対人関係を解決するための入口として、“課題の分離”を掲げます。

課題の分離とは、「自分の課題」と「相手の課題」を分けて、相手の課題には介入するなということです。

 

最近のベッキーや乙武氏の不倫騒動、清原の薬物騒動など、ああいうニュースがトップニュースになる時点で、課題の分離ができていない人が、非常に多いことがわかりますよね。
不倫や薬物問題なんて、当人や周りにとっては重大な課題ですが、僕らにとっては、全く関係ない課題です。

つまり、自分の人生を生きずに、他人の人生を生きているということです。

 

身近な例で言うと、ラインやfacebookで反応がなくて、苦しむ人がよくいますが、あれも反応をするのは相手の課題であって、自分の課題ではありません。facebookに写真を上げたり、自慢をするのも、他人から認められたくてすることが多いですよね。

 

さらに、親子関係で、親が子に「勉強しなさい!」というのも、親が課題の分離ができておらず、子の課題にずかずか踏み込むから、両者で苦しむことが多いんです。

 

そこで、アドラーは、

「他人の課題に介入する事こそ、自己中心的な発想なのだ」

と言います。

 

「他人の為に!」と思っているようで、
実は、“他人を自分の承認欲求を満たす道具”にしてしまっているのです。

 

アドラー曰く、他人の課題に介入する人は、「誰からも嫌われたくない」という意識が強い。しかし、これは非常に不自由な生き方ですよね。

 

そこで、アドラーは、

自由とは、他者から嫌われることだ

と断言しています。

 

この嫌われる勇気を持つことこそが、対人関係のスタートになるんですね。

共同体感覚

共同体感覚とは

嫌われる勇気を持てってことは、自己中心的に生きろってことなの?と思われるかもしれませんが、これは対人関係のスタート。目指すべきは、共同体感覚です。

 

“共同体感覚”とは、他者を仲間だとみなし、そこに自分の居場所があると感じられること。
“共同体”とは、家庭、学校、職場、地域、国家、人類、宇宙全て、時間軸においては過去から未来まで全てを含みます。

 

つまり、課題の分離をして、まずは他人の人生ではなく自分の人生を生きろ。だけど、「あなたは、共同体の一部であって、世界の中心ではない」ということです。

そして、共同体感覚を持つために必要なことは、以下の3つ。

①自己受容
今の自分をありのままに受け入れる

②他者信頼
無条件に相手を信じる

③他者貢献
他者・共同体に貢献すること、与えること
見返りは求めない

 

この自己受容→他者信頼→他者貢献の循環が共同体感覚であり、対人関係のゴールです。

そして、アドラーは、この他者貢献こそが、幸福であると言っています。

 

アドラー心理学の面白いところは、他者貢献は、他者の見返りを求めるものではなく、貢献をした時点で幸福だということ。つまり、「私は誰かの役に立っている」という主観的な感覚こそが、貢献感となります。

 

人は、貢献感を得るために、承認を求めようとしますが、これには自由がありません。他者貢献という貢献感を持てば、承認欲求は完全に消えるとアドラーは断定しているんですね。

アドラー心理学まとめ

アドラー心理学は、目的論の立場を取り、自分が変わる決心をすれば、「いまここ」で人生を変えることができます。

人生は空しいという虚無感があるならば、それも自分の人生の意味を、自分で定義することで解決することができる。

 

過去を再定義して、今ここに生きる。
「人生における最大の嘘は、”いまここ”を生きないことだ」とアドラーは言います。

 

人生の意味や使命感は、その時々で、もしかしたら変わるかもしれません。でも、それはそれで良いんです。人生の意味が変われば、過去や未来の意味も再定義することができます。過去の自分、未来の自分が、今の自分を応援してくれるイメージですね。

 

変わる決心をすることは、かなり勇気のいる決断ですが、人生は決断と覚悟で、いくらでも変わりますよ。僕も、会社を辞める決断をしましたが、そのパワーをビジネスを一点集中したことで、かなり収入も伸ばすことができました。

 

まずは自分の人生を生きて、
同じ共同体の仲間として、共同体感覚を持てるようにしていきましょう。

 

幸せになる勇気についても、こちらの記事でまとめました。
アドラー心理学・幸せになる勇気の要約まとめ(図解あり)

嫌われる勇気は、1章ごとにまとめたので、良かったら参考にしてみてくださいね。

第1章:トラウマを否定せよ
第2章:すべての悩みは対人関係
第3章:他者の課題を切り捨てる
第4章:世界の中心はどこにあるか
第5章:「いまここ」を真剣に生きる

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